第2回高知県におけるスペースポート実現可能性研究会が開催されました
去る2026年9月15日、高知工科大学永国寺キャンパスにて、第2回「高知県におけるスペースポート実現可能性研究会」が開催されました。
高知に宇宙の玄関口をつくることはできるのか。
本研究会は、高知県におけるスペースポート開発の実現可能性や課題について、宇宙ビジネスの専門家、高等教育機関、経済界の有識者、自治体関係者など、産学官の関係者が集まり、調査・検討を進めるものです。
今回の会議では、高知県が2026年7月から実施している宇宙関連事業調査の中間報告が行われました。報告では、国内のロケット事業者を対象に調査・ヒアリングを実施した結果、4つのロケット事業者について、高知を打上げ拠点とする可能性があることが示されました。
これは、高知におけるスペースポート構想を具体的に検討していくうえで、重要な一歩といえます。一方で、ロケット事業者が実際に進出するためには、十分な保安距離を確保できる用地や、機体・推進薬の輸送経路、保管・整備設備などの周辺機能が必要です。また、気象条件や航空管制との調整、地元自治体・漁業関係者との合意形成、施設の整備・運営コストなど、解決すべき課題も多岐にわたります。
さらに、陸上の射場だけでなく、洋上からのロケット打上げについても可能性が検討されました。打上げ方式の選択肢を広げながら、高知の地理的条件をどのように生かせるかが、今後の重要な論点となります。
スペースポートの実現には、施設を建設するだけでなく、利用するロケット事業者の需要を把握し、安全性や事業性、地域への経済波及効果などを総合的に検証することが欠かせません。
今回の中間報告を踏まえ、今後は候補地の条件や施設整備・運営にかかるコスト、経済波及効果などの調査を進め、2027年1月末に最終報告が行われる予定です。
一般社団法人スペースポート高知も、産学官の連携を通じて、高知から宇宙産業の新たな可能性を切り拓くことを目指しています。
高知に宇宙の玄関口をつくる。その可能性を構想から具体的な検証へと進めるために、これからも地域の皆さまとともに歩んでまいります。


