スペースポート高知 第四回勉強会開催報告

2025年7月23日、スペースポート高知(SPK)第四回勉強会を開催しました!

第四回勉強会では、「ステークホルダーとの利害調整」「環境アセスメント」「大学発宇宙ベンチャー」「高知県民衛星プロジェクト」の4つの講義を通じて、宇宙産業の推進にあたって必要な準備について学びました。環境へ配慮された技術が前提としてあって、その上で地域住民を含むステークホルダーを適切に巻き込んでいく必要があります。

最初の講義「ステークホルダーとの利害調整」では、行政・企業・住民など多様な立場の調整の難しさと、その中で信頼関係を築く重要性が語られました。

続く「環境アセスメント」では、ロケット発射や関連施設建築が環境に与える影響を事前に評価し、説明責任を果たすプロセスについて学びました。宇宙開発であっても地球環境との調和は不可欠であり、地域住民との丁寧な対話が求められることを実感しました。

三つ目の講義では、大学発の宇宙ベンチャーの起業ストーリーが紹介されました。産学連携によって技術を社会実装していく道のりは困難も多い一方で、大学の研究成果が社会に貢献する可能性に満ちていると感じました。

最後に紹介された「高知県民衛星プロジェクト」は、宇宙を“自分ごと”として捉えることで、地域の誇りや未来への関心が育まれる可能性が示唆されました。具体的に県民衛星を打ち上げるとどのようなメリットがあるのかを県民に理解いただくことが重要です。

今回の勉強会も、高知県出身または高知県に縁のある講師の方々の想いの乗った講義となりましたし、宇宙と社会をつなぐ視点の大切さを再確認する機会となりました。今後もこのような学びを通じて、より開かれた宇宙産業の未来を描いていきたいと思いますのでご注目のほどよろしくお願いいたします。

活動に興味を持っていただきましたら、ぜひこちらからお問い合わせください!