スペースポート高知 第七回勉強会開催報告

2026年1月28日、スペースポート高知(SPK)第七回勉強会を開催しました。

今回は全体を通して「現場感」を学ぶ回となりました。大学でのロケット開発の最前線、地域でのスペースポート実装、そして当団体運営の実務まで、構想だけではなく“ロケット打ち上げの現場で実際に起きていること”が共有される時間でした。

第1部では、神奈川大学 工学部機械工学科 教授の髙野 敦様より、「神奈川大学でのハイブリッドロケット開発成果と日本の民間宇宙輸送開発の課題」についてご講演いただきました。大学という研究の場でありながら、実験・開発・人材育成をどのように継続しているのか、その試行錯誤が具体的に語られ、日本の民間宇宙輸送が直面している制度面・資金面・体制面の課題が、現場視点で整理されました。大学のロケット開発現場のリアルが、参加者に強い実感をもって伝わる内容でした。

第2部では、SPACE COTAN株式会社 事業運営グループ ディレクターの高瀬 友輔様より、「地域とともに築く宇宙港 ― HOSPOにおけるスペースポート開発の課題とその先」をテーマにご講演いただきました。北海道大樹町における宇宙港開発を進めるうえで避けて通れない地域との関係構築、行政・企業・地元漁業者・住民との調整、安全管理の考え方など、現場で積み重ねてきた実践知が共有されました。宇宙港は“作れば終わり”ではなく、地域とともに育て続ける存在であることが、具体例を通して示されました。

第3部では、一般社団法人スペースポート高知より今期の活動振り返りを行いました。政策提言に向けた準備プロセスやその効果、収支報告、運営体制の整理など、団体としての足元を固めてきた一年を総括しました。来期については「飛翔」をテーマに掲げ、構想段階から一歩踏み出し、大きく動き出す一年とするべく、大学ロケット打ち上げプロジェクトや各種イベント企画を進めていることが共有されました。

あわせて、企業PRとして株式会社minsora様、スペースポート高知のビジョンマップについてミテモ株式会社・大成建設株式会社様、宇宙イベントおよび宇宙SHOCHUの取り組みについてばうむ合同会社様よりご紹介をいただきました。宇宙を起点にした多様な実践が並び、スペースポート構想が着実に現実へ近づいていることを感じさせる時間となりました。

活動が第2期に入るにあたり、来期どう動かしていくか決起会となるような濃密な時間になりました。

スペースポート高知では活動に賛同いただける仲間を募集中です。是非お問い合わせからご連絡をお待ちしております。